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学生・研修医の皆様へ

北大消化器外科Ⅰ鏡視下手術教育カリキュラム

近年、腹腔鏡下手術の急速な普及とともに、多くの臓器手術において腹腔鏡下手術が行われるようになってきた。しかしながら腹腔鏡下手術手技の十分な技量を持つ外科医は全国的にいまだ多くなく、鏡視下手術手技の教育は重要な課題となっている。

当教室においても腹腔鏡下手術の導入そのものは早期に行われたものの、関連施設を含めて、いまだ腹腔鏡下手術手技に十分に習熟したものは少ない。そこで当教室では今後さらに腹腔鏡下手術が重要になっていくこと鑑み、教育カリキュラムを作成し、効率的に消化器外科I関連医師の鏡視下手術手技向上を図りたいと考えた。

本カリキュラムの柱は以下のとおりである

  1. 正しい鏡視下基本操作を身につけるための初期教育
  2. 中堅医師に対する実地指導
  3. 技術認定医取得希望者への指導体制の充実

指導ランクと内容

トップクラス

  • 対象技術認定医育成経験者
  • 目標1より高度な鏡視下手術手技の習得
    (LATG, Reduced port surgeryによるアドバンス手術, Robot支援下手術など)
  • 目標2技術認定医の育成

S級

  • 対象技術認定医取得者
  • 目標1より高度な鏡視下手術手技の習得
    (LATG, Reduced port surgeryによるアドバンス手術, Robot支援下手術など)
  • 目標2技術認定医の育成
  • 指導者トップクラス医師

上級

  • 対象卒後10年目以降(大学院修了者)、技術認定医申請者もしくは申請希望者
  • 目標1技術認定医取得
  • 目標2トップクラス医師、上級Platinum医師
  • 指導者LACまたはLADG

中級

  • 対象後期研修医以降
  • 目標鏡視下手術の基本に習熟、アドバンス手術の完遂
  • 指導者上級者以上
  • 指導内容Box-training (dry-labo)*
    Animal laboによるアドバンス手術トレーニング**
    ラパ胆,ラパヘル
    上級者以上の指導下にアドバンス手術の部分的な執刀~全執刀の経験

初級

  • 対象前期研修医~後期研修医
  • 目標鏡視下操作の基本を身につける
  • 指導者上級者以上のもの
  • 指導内容Box-training (dry-labo)*
    Animal laboによる基本トレーニング**
    実地臨床におけるスコープオペレーター、助手の経験

ボックストレーニング

目標

  • スムーズな両手の協調運動
  • 距離感の習得
  • サムアウトの習得
  • 基本的な鉗子操作の習得
  • 鏡視下操作の基本3カ条(Slow down/On the ground/Relax)の遵守徹底

トレーニング内容

  • 自己トレーニング
  • 2週毎に“ほくたけトレーニングセンター”での練習(dry-box、simulator、DaVinci Mimics)
  • 年2~3回程度の縫合結紮講習会の開催
  • 4ヶ月毎に縫合結紮コンペティションの開催
上級医からの直接指導上級医からの直接指導 縫合結紮Competition縫合結紮Competition

トレーニングセンターでの練習風景

トレーニングセンターでの練習風景 トレーニングセンターでの練習風景
到達段階
  • Level1:Co-axial positionによる縫合+結紮x3 (目標2:00)
  • Level2:Para-axial positionによる縫合+結紮x3(主に右側、目標2:00)
  • Level3:Co-axial、Para-axial(左右)3方向での縫合+結紮x3でいずれも1:30以内
Co-axial position (縫合結紮) Co-axial position (縫合結紮) Para-axial position (縫合結紮) Para-axial position (縫合結紮)
中級者以降
  • Level C:Co-axial positionによる食道モデルタバコ縫合 (目標5:00)
  • Level B:Para-axial positionによる食道モデルタバコ縫合 (目標5:00)
  • Level A:Co-axial、Para-axial(左右)3方向での食道モデルタバコ縫合(目標3:00)

Animal labo

基本コース年2回
  • 目標器械の使用法、アドバンス手術における手順展開方法、脈管処理法、リンパ節郭清方法の基本を学ぶ
  • タスク各種エネルギーデバイスを用いた腸間膜切離
    生体内での縫合結紮
    LADG
    LAC-HAR
アドバンスコース年1~2回
  • 目標生体を用いてアドバンス手術のより安全で正確な操作
  • タスク生体内での縫合結紮
    LADG
    LAC-HAR
Animal labo Animal labo

2013年度の教育実績

  • 初級Box-training:20名
    Animal-labo(基本コース):10名
  • 中級Animal-labo(アドバンスコース):6名
    実地臨床:6名
  • 上級11名